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2006.3.6 第52回 マカオグランプリ vol.3 アルファロメオ編
なんと、この最終戦のマカオGPには、5台体制で挑んできたアルファロメオ勢ですがここまで、すばらしい戦いをしてきているので、なんとしてもチャンピオンを獲得したいところ。
元F1ドライバー G・タルキューニ、BTCCチャンピオン J・トンプソン、マカオで一番速い男 A・コルト、ミスターアルファロメオ F・ジョバナルディー、EURO F3000チャンピン A・ファルフスと超役者揃い。
早速マシンを見ていきましょう。マカオ人のA・コルト選手のピットにお邪魔させていただきました。
フロントバンパーは、一体のファイバー製になっていて、エンジンへのインテークパイプも、バンパーからきれいに整流し、エンジン内部に流通されるフロアーパネルの断熱対策はご覧のようにフロアー形状に沿って作られていた。
ボディー補強も他メーカーとは違いファイバーを多様して軽量かつ高剛性となっていてフレーム内部にも、補強材が入れられていた。最新の技術だ。
BTCCチャンピオンのジェームス・トンプソン選手。彼はその昔、イギリスのCIVICレースにCIVIC EG6で参戦していた。F1日本GPの前座として開催されるレース「CIVIC F1カップ」に、ゲストで参戦。僕も同じレースを走っていたことを伝えると、たいへん喜んでくれました。
「ここマカオは、とてもエキサイティイグなレースになるので、よいレースを見せるよ」とコメントしてくれました。
とても紳士的なイギリス人で、今後WTCCでもタイトルを獲って欲しい選手の一人です。藤田ぴょん一押しのドライバーです。
予選後大クラッシュによりG・タルキューニ選手のマシンは全損となり残念だが決勝レースに出場できなかった。
しかし、EURO F3000チャンピオン A・ファルフスがBMWとの攻防の末、第1レグを逃げ切り優勝!
テールトゥーノーズ、バンパートゥーバンパーどころか、もう完全に2台がくっついてる激しいバトルで天井以外は、すべて擦り傷がある状態だった。

僕もマカオでのレースの経験があるけれど、ここはワンミスで全損になるからドライバーにとっては正確なマシンコントロール + 冷静さ が求められる究極のサーキット。僕もぜひ参項にしたい!と、ドライバー魂をくすぐられるすばらしいプロのレースでした。
ご覧のようにレース終了後は、ファンサービスで優勝マシンを一般公開し、様々な質問にスタッフが答えてくれる。こんな細やかなサービスがWTCCの人気の秘密かとも感じる。

次回からは、ジェームス・トンプソン選手も入門レースで乗っていたCIVICEG6の特集をしていきます。ポイントや秘密を、じゃんじゃん公開して行く予定です。お楽しみに。
それでは今回はここまで。次回につづく                                   藤田ぴょん
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